今回はランドセルになぜこだわるの?日本だけがランドセルを使うのかです。
今年から保育園、幼稚園などを卒園して晴れて小学校に入学するお子さんもいるんじゃないでしょうか。
入学する際には、制服や体操服、学用品や絵の具、筆箱や鉛筆、さまざまなものを用意しなくてはいけません。
その中でもランドセルは特に高額な買い物で人気のランドセルは予約や準備などをしないと売り切れてしまうことも珍しくないです。
しかし、なぜ日本だけランドセルにこだわるのでしょう?
日本の小学生がランドセルを背負っているのは一般的ですが、世界から見ると珍しい物で独特な文化なのです。
「何故日本だけランドセル?」「日本以外の国はどうなのか?」「そもそもランドセルの由来ってなに?」 などの疑問もあると思います。
そこで、今回は「ランドセルになぜこだわるの?日本だけがランドセルを使うのか」を徹底解説していきます。
ランドセルになぜこだわるの?
私は結構ランドセル文化が好きで、ハリーポッターの杖を選んでるみたいというか、6年間使う前提であることを子供に伝えた上で、その子が小学生になる自分をイメージしながらどんなランドセルを選ぶのかに非常に興味がある。
— じゅりえ👧🏻🧒🏻 (@juliet_ikuji) January 17, 2024
そもそも何故日本はランドセルにこだわるのでしょうか。
調べた結果として、3つの理由が分かりました。
1 教科書などの中身を守ってくれる
たとえ急な雨などで、ランドセルが濡れても中の教科書が濡れることはありません。
革製のカバンなので、まだ低学年で傘が上手にさせない子らでも安心できるメリットです。
仮に、道で転んでしまっても開け口がロックされているので中身が漏れることがありませんし、教科書のページが折れたり、型くずれしてしまう心配もなく、活発な小学生も安心して登下校できますね。
2 肩や体に負担が掛かりにくい
もしも小学生がランドセルではなく手さげカバンで通学していたら、体の片側だけに負担がかかることになってしまいます。
しかも、小学生は何冊もの教科書や勉強道具を毎日持ち運ばなければならないので、これを6年間も続けると背骨や脊柱、肩などに歪みが起こる原因になるかもしれません。
その点ランドセルは背負いベルトに工夫が施されており、2キロ~3キロの教科書を入れても重さを感じにくく、背中に当てるパッドなどもあり、体の負担を最小限に抑えて動くことができます。
ランドセル以外のバックなどを使った場合でも、カバンそのものは軽いことがありますが、重い教科書を何冊も入れると肩ベルトが食い込んだり、歩いたり走ったりするたびにカバン自体が揺れてしまい、結果的に体に負担がかかってしまいます。
3 転倒時のクッション代わりになってくれる
特にこれは好奇心旺盛な低学年の男の子にはピッタリな機能なんです。
ランドセルの厚みと耐久性は、アクシデント時にクッション代わりになってくれます。
実際に、交通事故で体が飛ばされたときにランドセルがクッション代わりになってくれて、軽症で済んだ事例があるほどです。
このことから、ランドセルには背中から落下しても衝撃を吸収したり、頭を地面に打ってしまうのを防いでくれたりする大切な役割があるのです。
低学年ならばよく動き、たまに無茶なことや怪我をしがちな年頃なので親から見ても安心できますよね。
以上の理由から小学生にとてもマッチしたカバンであることが分かりましたね。
日本だけがランドセルを使うのか調査!
ランドセル文化が無くなるなら無くなるで別にそれで良いかな。
ランドセル上等過ぎると思う— ハナザー・サンチーノ (@hanasantino) February 22, 2024
次に何故日本だけがランドセルを使うのか調べてみました。
そもそも日本では、どのようにしてランドセルが普及していったのでしょうか。
「ランドセル」の語源は、オランダ語の「ransel」(ランセル)であると言われています。
読み方は、「ランセル」「ラヌセル」であり、「背嚢カバン」(はいのうかばん)という意味があります。
また、この「ランセル」は元々、日本の軍人が使う布製のカバンのことを指す言葉でした。
そして、「ランセル」が江戸時代の幕末の頃に日本に入り、兵士のためのリュックに使える布製のカバンを採用したのが始まりと言われています。
この「ランセル」がなまって「ランドセル」になったとされています。
その後、明治18年(1885年)に学習院で通学用カバンとして「ランドセル」が採用されるようになりました。
当時は、子どもたちの多くが、車や人力車に乗って通学し、カバンは使用人に持たせたりして登校していました。
しかし、学校側は「学校では皆平等である」と「子供たちの体が弱くならないように」という2つの観点から、車や人力車に乗って登校することを禁止し、自分の荷物は自分で背負って歩いて登校するようにと子どもたちに促しました。
それから、明治30年(1897年)には、ある程度形状やサイズが決まった「学習院型」のランドセルが完成し、普及し始めるようになったのです。
しかし、普及し始めた当時は、ランドセルは革で作られ高級品として取り扱われていたので、全国的に広まるようになったのは、高度経済成長期の頃(1955年~)と言われています。
海外でも背のうカバンや手提げカバンなどがありますが、ランドセルを使っているのは、”日本独自の文化”だと言えるでしょう。
ランドセルにこだわるの世間の声
ランドセルって6年間、同じものを使う必要ないよね?なぜそこにこだわる。
— ( ᐛ )و (@puamanaalii) February 2, 2024
次にランドセルに対して世間の声を調べてみました。
そもそもランドセルにこだわる意味がわからない(小学校途中でランドセル壊して背負える別のカバンに変えた)
ランドセルが重い重いいうならそっち変えれば解決なのにそっちはなぜか手を出させない謎。
文科省や教育委員会ってランドセル業界と癒着でもあるの?— ちらみす@エーテル鏡餅ララフェル (@tiramisu_i) June 4, 2022
しかしなぜ6年使うことにこだわるのだろう。古典的なランドセルの価格が5-6万円なのだから、これが1.5万円なら4つ買えることになる。 https://t.co/C7th4jNQ7a
— 江添亮 (@EzoeRyou) February 1, 2024
ランドセルに対して否定的な意見があるように感じます。
やはり、最近は値上がりや高級化が進んでいるので安くて良いバックがあるならそちらを使いたい人が多いのでしょう。
ランドセルになぜこだわるのまとめ
ランドセルの話題、定期的にTwitterで見かけるけど…ランドセル文化ってまだ残ってるんやな…
自分の小学生時代で既に小2~3とかでリュックに変えるのが普通やったし、入学時点でリュックの子も数人はいたし💦
自分が子育てする頃にはなくなるものやと思い込んでた…ランドセル…— らな (@Dlh_ichu916) November 13, 2021
今回はランドセルになぜこだわるの?日本だけがランドセルを使うのかを徹底解説していきました。
使う理由としては
- 教科書などの中身を守ってくれる
- 肩や体に負担が掛からない
- 転倒時のクッション代わりになってくれる
の3つのでした。
背負うことによって、子どもの負担が軽減できる、両手が自由に使える、転んでも安全などの長所から、ランドセルは、小学生用の通学かばんとして広く普及していきました。
世界中を見渡しても、似たような背負式の通学かばんは、多くありません。
これが、日本だけがランドセルにこだわる理由なんだと思います。
また、最近では海外の小学生にも日本のアニメの影響もあってランドセルが人気だそうです。
好奇心旺盛な小学生の時期には”最強のカバン”と言えます。
値段は決して安くありませんが、お子さんが6年間使うものなので、親子一丸となってランドセル選びをしてほしいとおもっております♪
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